甲府での展示「Flowing out」を終えて家に戻ってきました!
企画してくれた歩帆舎の五味文子ちゃん 堀切春水ちゃんありがとう お疲れ様でした
滞在したのは3週間くらいだったけれど えらく長くいたような 後半はあっという間なような 時間感覚おかしい滞在だった
去年くらいから「滞在制作」という絵の描き方があまりなくなり 家にこもって描くことが増えていたから 久しぶりに 一人で旅に出る感覚 懐かしさとドキドキ
とはいえ 一年に一度は普通に遊びに来る甲府
絵を描く暮らしで 何を見るのかな

銀座通りは 歩帆舎企画! 実際見るとかなり良い 藍染ののれん

10月27日!あいの縁故節盆踊り大会やりますよ〜〜〜〜!看板嬉しい

今回も五味醤油で何度もご飯を頂いた この有り難みは毎度新鮮。。
と ナチュラルに始まった暮らしでしたが 今振り返って感覚を確かめると
懐かしいと新しいと 昔と今と 発見と発掘と 新しい自分と古い自分と
全部が容赦なく分別なく入り乱れていた
海に入って ぬるいところと冷たいところに同時に触れた時のような 言葉にして分けることのできない 滞在だった
前半は ほとんど言葉を話していなく 頭が春みたいにボ〜ッとしていた
覚醒というより眠る前みたいな その理由は あとあと気がつくけれど
赤ちゃんや子供 お母さん達(ごみふみ、春水ちゃん、みずちゃん)と毎日時間を過ごしていたからだ
なんか脳みその使う部分違うないつもと。。と思っていたら 言葉のない(少ない)人たちといたからだったんだ
そんな中絵を描く という経験は初めてで 新たな刺激
言葉で 絵の具に触ってはダメ!というのではなく
子供からしたら未知の 真剣オーラを畳一畳分くらい出して 背中で語る みたいな 父親っぽい意識で絵を描くことを覚えた
はるほは 一緒に絵を描くことで 私が絵を描くことを少し分かってくれたような気がした ちょっかいは出してくるけど それは私のことが好きだからで嬉しい
ちゆきは言葉が完全に通じるので 私の中では普段とあまり変わらずだった
すごい
りょうちゃんは 意外にも絵の具にはほとんど触らず たまにニコニコしながら私の脇に抱きついてくるのを ギュ〜っとすると 満足そうに帰っていく その儀式
よもぎはまだ私を認識しておらず ものをひたすら舐めるので 危ないものは遠ざけておく でも動きがまだ遅いので こちらがオーラで気を配っておればセーフ
という具合に 一緒の空間にいる人たちと 言葉や説明なしで日々過ごせたことは
よく考えたら楽かもしれない
絵を描くときに 言葉で考えているというよりは 目で決めている という状態で
それを言葉で説明するのは 翻訳みたいな感じになっちゃう
そういうことなしに公開制作?なのか 毎日 相変わらず人のおにぎりを頂きながら絵を描けたのは楽しかった

ごみふみと よもぎちゃんと まずは掃除から!ってこの感じが
5年前の御岳の山での合宿のようでジーンとする

今回、東京で描いたおーきな作品を 五味醤油の素敵なトラックで 文子さんとよしゆきさん(五味父)がわざわざ家まで取りに来てくれました
その作品を組み立ててくれている スーパー好印象 まりえちゃん(大工さん)

工務店のような顔の広さと人柄の良さで 人と人を出会わせてくれる 仁くん
今回 初めて 仁夫妻とサシで若奴で呑んで話せたのは 新しい経験で
嬉しかった

畳一畳分ほどのコンパクトアトリエキッドで 制作場所が出来上がり
今見るとよもぎちゃんの顔がまだぼんやりしている この後3週間で人間度が増す
赤ちゃんの成長おそるべし 赤ちゃんを見ていると 私たち人間は
その体と心の成長度合いによって 今やるべきこと 味わうべき感覚 鍛えるべき筋肉などが決まっており そのことを実は知っている というワナワナする感動がある
私にだって 今味わうべきものがあり それを目を見開いて全力でやらなくてはいけないんだ みたいな

絵の始まり 2%
ごみふみのおばあちゃん 初子さんに捧げる絵
私は大学を出たばかりの頃 なんで絵を描くんだろう?と考えたときに
イマイチよくわからなかったので 誰かのために絵を描く ということをやってみたら そのエネルギーの本質がわかるんじゃないかと思って
10人くらいに絵をあげたことがある
その時の 一人一人との間に起こった 絵を挟んでの体験 瞬間は
大きな絵を描くときに 今も 大事の素になっています
8月に個展をして 空っぽだった私は 今こそチャンス と 初子さんへの絵を描くことにしました

子供は群がる

五味家の焼肉パーティ! 全力で開いている ホスピタリティの大放出

甲府の銭湯は温泉! これは今回初めて気づいて そっから毎日温泉に通うのが楽しみだった 地元のおばちゃんたちのコミュニティ感 そこにそっと混ざる

いつも夕方 山が見たくて仕方ない チラチラ見えるんだけど もっと全部見たい

寺崎コーヒーさんの新しい路地裏のお店が良かった 路上でだらだらするの
銭湯でだらだらするのに似ている 少し裸の気持ち

特等席

テレビ取材された

この写真の春水ちゃんイケてる

描いているフリ

絵は少しづつ変わる だんだん日が暮れるように 筆を置くたびに ささやかな思考が色と形に置き換わる

竹の湯の向かいである夕方いきなりの火事
熱風が肌にくっついて 目が離せなかった 滞在中頃の出来事で
この時 自分が今 どこにいて 何をしに来ているのか のほほんとした頭に衝撃が走る
おじさんと犬が無事で良かった

制作中 不意にいろんな人が遊びに来てくれるようになって来た
初子おばあちゃんも ご飯持って来てくれた
番台に座って「私、こいうとこ好き」と言っているのが可愛らしかった

東京から不意に はがっちが来てくれた この日 甲府にはミッキーも来ていた

コーヒーブレイクを提供してくださる歩帆舎の堀切春水さん

風林火山 て文字見るとつい写真撮ってしまう 私は林

NAP というお洒落素敵なBAR & ゲストハウスに、、、、

思いがけず雅子さん(五味母)と二人で呑むことになるとは!
とても印象に残る夜 大切な夜
滞在の肝になる こういうことが不意に起こるから 一人で滞在制作するのは楽しい

ひさつねさん遊びに来る

キマってる

これすごく可愛い
この後 いくちゃん 置き去りにされたと思い泣く

変な写真

みずちゃんの作品を 雑で不器用な性格の 私とごみふみで やっとこ貼り終わり 涙ながらに喜んだ
翌日全部テープ剥がれてて紙落ちてた やり直し

カメラさんが甲府に来た!4年ぶりの甲府での再会 こっそりこみ上げる

カメラさんが 皆と再会するシーンを見るのが嬉しかった こみ上げる

甲府の街を一望した時の 視点の転換がとても好き
山からみる街 街に普段いる自分を思うし
街から見上げる山 あちらから見る目線もある と勇気を得るから

玄くんとゆにちゃんのスタジオは 本当にすごい ここでミュージシャン達が
10月の縁故節のリハーサルをした
夢の実現

一生忘れない

リハーサルが終わる頃 街の灯 ちらほらと 私はこの場面を一生懸命 見た
見て 感覚もろとも覚えておこうと思った

夜 久しぶりにおばあちゃんの家で夜ご飯 コロッケを初めて揚げたという
すごく美味しい 懐かしさと 新しさ 新しいコロッケ

絵に描いている景色の実物は おばあちゃんの家の庭にある
描いているものと 現実とのギャップによく驚く
小石の一つ一つ 音や匂いも覚えておきたい

なんだかんだ 展示の準備でバタバタバタ〜〜〜〜!

みずちゃんも無事に到着 泉さんと再会

短い設置時間だったけど 集中して頑張ったみずちゃん
二人きりで展示をするのは初めて 懐かしいのに 馴染みなのに 新しい

夕方 武彦おじさんの家でバーベキュー
なななんと 5年ぶり? 火(水川)と山(カメラ)が再会
なぜかすごくホッとする

どうしたって 御岳の山ごもりを思い出す
時間が経っていると知っているのに 時間が戻ったような感覚

ちゆきに椅子を差し出す武彦さん それを撮影するカメラさん

マシュマロを焼いてあげる優しいカメラさん ちゆきも嬉しそう

展示初日!

脱衣所から浴室に入ると ひんやりしたタイルの感じと陽の光
絵を見る と言っても その見ているものと同時に 五感を全て使っている
五感で覚えておくものだ
今後 ひんやりしたタイルの上歩くと絵を思い出す みたいなことも起こるかもしれない

美しすぎる番台さん

愛しのはるほ君

おばあちゃんに 完成した絵を見せることができて
ラブレターを渡すような気持ち

わー 上條さん 犬を連れて登場

若尾さんも忙しい中見に来てくれた
ほんと 太陽のような人

展示を終えて ちゆきがわーんと泣いて寂しそう みずちゃんも涙ぐみありがとう、、と言って別れたのだが
その後 台風で電車止まって結局甲府に泊まったみずちゃん


男湯は 今村文さんの作品 午後の陽の効果がすごい
光は印象を変えるなあ 本当に 心を左右するよ
女湯の私たちとの 温度や熱や質の違いが面白い アーティストトークがかなり興味深かった

台風やらなんやらあったけど いろんな偶然が重なり帰れることになった
みずちゃん

三日間の展示は ホワァ〜〜〜〜〜 と過ぎ

黄昏の気持ちが心満たす 絵を描いているときは わからない
寂しさ 今日が終わる予感 今がこぼれ落ちていく思慕
私は夕暮れが大好きだけど それは 過ぎ去る今を一番意識することができるから
でもそれはいつも寂しさとともにある
肯定的な寂しさ
でも 寂しいもんは寂しい できなかったことは沢山ある
しょうがないから よく覚えておいて 絵にする


5年ぶりの風林火山集合写真 変わってない いや 変わってる!!
人間二人増えてる 信じられない 改めて

この写真のみんなの顔が好き

5年前 思い出ぽろぽろ

これも好き 家族

水本監督が 気配を消してずっと風林火山を撮影している
実は3年くらい前から
撮られていることを忘れて 変なことを喋っているであろう自分が怖い
でもこの写真はホームビデオとってる人みたい

番台落ち着く〜〜 つい団子みたいにより集まっちゃう

できました
午後の陽射しを 描くことができた 光と影の発見
揺れる小さなアケビ これまでの実り 紫の服 砂利のさざめき テーブルの陰影 コーヒーカップの日常 暗がり おばあちゃんは何に微笑んでいるの?

ドッカーン!打ち上げだ〜 若奴 甲府で変わらないで欲しいものナンバーワン

よしゆきさんの運転で 私と作品は帰りました

山が美しい

五味醤油トラック イン 談合坂
滞在や制作をすると 言葉にできないけど 頭に浮かぶイメージがある
個々の経験と瞬間を繋げる 大きな一個の思想?みたいなイメージ
だからそれを偉そうに発表するとかではなく それは 私がこれからも生きてくための 言葉ではない標識みたいなもの
いくら頭にそのイメージがあって 大切なことが感覚的には分かっていても
自分の心身さえ うまく扱えないことは多々
でもよもぎちゃんを見て 初子おばあちゃんを見て その間の年齢の様々な人達と関わっていると イメージは輝き出す
思い切って そのイメージを描いて見たんだけど
なんやこれ 葡萄じゃん!!

こんなんじゃない。。こんなんじゃないんです。。。。
でもこんな風な大切なことが まだまだ図に表すことなど出来ず 私の中にくすぶっています
これからも
10月27日は縁故節盆踊り大会です
今はそれに向けて まだ甲府のことで頭がいっぱい