5月10日からLOKO GALLERYをアトリエとしての公開制作が始まりました!
詳しい日程や詳細はLOKO GALLERYのホームページからチェック!
https://lokogallery.com/archives/exhibitions/openatelier
初日からスタッフの皆さんやzenta coffeeのゼンタくんやサヤカちゃんがワイワイやってくれて もう居心地良いマイアトリエが出来てます
公開制作は本当に心が広がる
LOKO GALLERYの建物自体が 二階建ての一軒家のような構造で
カフェで働く皆と 絵を描く私と 2階の事務所で仕事している遠藤さんやスタッフの皆が行き来する空間が 本当に家族の家みたい
風通しよく 自然光も気持ちよく 最高です
肝心の制作は そう 静物画を描くのですが
これがもう 冷や汗
LOKO GALLERYという場所にゆかりのある人たち(スタッフやカフェの皆さんやカフェの常連さんも)から
私物を一点づつ持ってきてもらいました
大切なもの 捨てられないもの いつも使っているもの
様々な記憶と想いの モノ
私にとってはどれも初見で モノ同士も初めてここに集う
それら 人のモノをなんとか一枚の絵にしてみようという試み
描く過程で私の中に何が芽生えるのか
自分のモノが描かれる絵に 所有者は何を見るのか
バラバラの場所と記憶を持つモノ同士の間に どんなものが現れるのか 公開しながら見ていて面白くなっていけばいいなと思います
初日はまず モノの配置を決めるところからなのだけど
これがもう 永久に決まらない
描くモノとして見てしまうと なんだか一つ一つのモノが
描きにくい憎たらしい奴として見えてきて 全然好きになれない
アイツもコイツも どこに置いても喧嘩し合う
そのうちモノがゲシュタルト崩壊してきて 今手に持っているコレは何、、、?と 途方に暮れてしまいました
そこにスタッフの山越さんが来てくれて
このモノたちを描くのが怖い とても付き合いきれないよ!と嘆く私を とにかく描いてみましょうよ!と励ましてくれました
絵を描くことにこんなに怖じ気づくのは久しぶり
新しい人間関係の会社に飛び込む新入社員のような気持ちです多分
みんなでマイアトリエでお昼ご飯を食べ 心を落ち着かせて
なんとか一枚のスケッチを描き始めました
恐る恐る 久しぶりの静物画というモチーフに挑み
予備校の頃を思い出したり セザンヌ先生のすごさを再確認したり
まだまだ 絵を描くことにこんなにハラハラドキドキさせられるものだなあと思いながら
絵としては下手くそすぎるけれどまあ 描いた
モノに対しての恐怖はなくなり なんとかコレから 私たち仲良くなれそう?みんなのこともっと知りたいです という気持ちになれた
それぞれのモノが 所有者の雰囲気を醸し出し始めて
結局決めきれず適当にしたモノの配置も
モノ同士がおしゃべりし出すような感じに見えてきて
モノの所有者とも色々話していくうちに 奥深い静物画の世界が私の中で扉を開けました
まだ全然どうなるか どういう一枚の油絵になるのか
未知
でも 沢山の豊かな良い予感がある
公開制作の道のりはいつだって 不安と希望の予感に満ちています
真摯に向き合っていく 全てのことに そんな初日
絵のまえで待ってます!!