BLOG : 2017/07

夏!展示のお知らせ 

あれ〜
もう夏ですか

ブログを久しぶりに書きます
年明け VOCA展終わってから というか
ここ数年 長期滞在で旅と絵と暮らし
毎度 何かやりきり感と 次へ感がズンズン見えて来た
旅の終わりを感じたのは去年の津奈木町での滞在後
地元である大田区で 住んでいる場所でVOCA展のための絵を描いてみて
旅する目線が もはや 旅という非日常を通さずとも
私の目に宿るとわかった
どこで描こうが 何を見ようが 目は 鮮度を保つ
それが 7年ほどの旅の一つの成果であったと思った
そして 絵の内容もここ数年で節目を迎え VOCA展で久しぶりに東京で展示した後から
ああ しばらく 旅はしないのかもしれないと 思った
タイミングよく引っ越しをし 大学以来の 本格的なマイアトリエを手にいれたのもある
そうすると 不思議なことに
今までよけるように過ごして来た東京での展示や制作を 今年はすることになっている

そんなわけで ずっと家にいる
家で暮らしながら 絵を描いている
引っ越しした西所沢の景色は 今まで行ったどことも違う
ずっと人が住んでいた場所 里山 桑畑の跡を縫うように道路ができて
迷路のような道が気に入っている
全然田舎ではなく 超便利 だけど 町のあり方が 微妙に地形に沿っていて
くねくね 元畑だったところにある住宅地を行くと 不意に残っている里山に出会ったり 小さな水路 トトロの森! 一方 郊外型の店
道路 畑 コンビニ 家 家 家
そしていきなり謎のどでかいドーム!西武ドーム
里山と家とコンビニなのに いきなり観覧車!西武園
狭山湖 変なダムの景観
とかく ヘンテコで でも それらに人間なりの理由があるのが面白い
「人が住む場所」
と 思った
住んで見るのと 側から見るのはやはり違うく
自転車で走る道は すごく良い
一方 車も少し運転できるようになった
ドレミの丘という 微妙な高さの丘が好きだ
そこから見る夕焼けが好きだ

もうすぐ始まる展示では
近所の絵を描いた

昨年の今頃は 津奈木町にいた その暑さ 海への道の感触
美術館での美味しいご飯
ありありと思い出せる 遠い思い出 とかでなく
実感と感触として残っている
それは この数年の旅の どんな場面も同じ
過去じゃなく
その時あった 確かな感触は 今も同じ


それらを携えて
今年は家に引きこもり絵を描いています
家最高。。。

展示は7月24日から銀座のコバヤシ画廊にて!
詳細は  NEWS欄にて

写真は ドレミの丘の サッコ
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