津奈木滞在記(9)

ギャー 八月になるぅ

心は修羅です からだはほころびはじめています

ぎりぎりのところで心と身体をコントロールする要は

良い展示をつくりたい その光だけだとわかる

それでも七月後半 なんとか光はみえてきたようで

今は少し落ち着いている ガンバ大阪

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こんなかんじ

 

少し前ですが 夜灯 第三夜「夕暮れの波を線引く」というワークショップをやりました

またまた海で

前回は一人一人 海を追いかけてもらったけど

今回は わたしが描いている絵くらいの大きさの一枚の紙に

つぎつぎ流れ来る波を 描いていくというのをやりました

色も刻々変わる夕方の海 ひとりで描いていてもなかなか追いつけない波を

みんなで描いたら それぞれの固有の線が 海そのものになってすごい

嫉妬した すごく良い絵ができあがった

 

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まずは海水を汲みます

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トップバッターはカイエン君 白い紙に線をはじめにひく緊張感はだれでも同じ

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もうすでに良い 線ってほんとうに不思議だ

正解も不正解もないのに 良い線は良い

波をとらえるため 海をみる

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最近 すごく晴れた夕方には 水俣病研究センターが信じられないほどそこだけ

太陽を反射することがわかった

そしてその反射の光が海に縦の線を引く この線がでるのはおよそ5分間だけ

この日はでた! でもうかうかしてたら消えちゃって描けなかった

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この日は色々な大きさの筆を用意した おもしろいほど長い筆でかくエナちゃん

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みなの一筆一筆に 自分にないものを感じる どれも良くて

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光る研究センターもちゃんと描いた 山の色とのコントラスト

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できた

最近海をみていると 海は物質 と思う

そして 海は心象 とも思う

現れた瞬間別のものになって 繰り返し繰り返しするけど 同じ瞬間は二度と無い

心象という物質の集合

沢山の人が自分の線を引くことで その海に近づいた気がする

一人で描く海は どうしても私の心象になってしまって

海の本質からは遠ざかっている そんな気がしてすこし寂しかった

でも 私の目が決めたところの絵を 描くしか無いと思う

 

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楽しくって写真撮り忘れたけど 沢山の大人も線をひいてくれた

はじめは例のごとく私は絵は描けないから と言う人たちも

いざ筆を手渡すと 紙をまえに覚悟を決めたように向き合う

慎重に おそるおそる 一筆を置く

その姿をみるのが好き

近所に住んでいていつも犬と見に来てくれるこの奥さんは

私は描けないといつもいってたけど この日 みんながもう描き終えて談笑しているときに 暮れかけた光の中 ひとり描いてた 山を

感動した

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いつも松田さんは お母さんの手料理をもってきてくれる ビールももってきてくれる 海で食べたり呑んだりするのはたのしいなあ ありがとう

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石田さんが こどもらを急かして つなぎ音頭の練習 もうすぐ夏祭りだね

ちなみに石田さんは 波の線を引くのもめちゃ速い

皆が一本引くあいだに5本くらい引く

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花火もした ささやかな夏祭りだ 夜灯祭りと名付けよう

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夏の夜って楽しい

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船が近づいて来る

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林田ひろみさんが赤崎から船できた!

海から登場するの超かっこいい 船はみんなあこがれ

颯爽ときて ビールで乾杯して しらすを食べて 颯爽とまた帰っていった

お祭りの山車みたいに華やいだ

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最近は早朝5〜7時まで海に行って描いている

朝は涼しい この変な雲には驚いた

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どうなるかな わたしの海よ

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あ でました 美術館にコイキングです そんなにやってませんよ

ポケモンGO

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満月の引力

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動けなくなる

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景色に見つめられるような瞬間がよくある

どんなに疲れていても 明日も早起きしなきゃ とか思っても

見つめてしまう景色がある

こころのどこかで それが大事とわかっている

 

 

朝と昼と夜しかない 当たり前だけど 今の私には今日一日しかない

夜寝る前に少しだけ 明日のことを考えるけれど それしかない

ロッククライミングをしているような感じ