オリンピックと甲子園 ラジオで聴いています
最近猫とわたしの関係がまた親しくなっている
軒下から
部屋にあがるように
朝5時に起きて布団などたたんでいると 外からにゃーんと呼ばれる
朝は一緒にごはんを食べている 至福
お盆あたりは行事がつづき ビール呑んだり せりふね大会いったり
少しからだをゆるめた
といっても 全力で遊んだ へとへとへと〜
赤崎地区のお祭りにいった 夕方から海で絵を描き 日が暮れてからのお祭り
うきうき 灯籠が港を彩る 火って明るいな 小さいのに 夜灯だ
屋台!ビール! 開田さんや松田さんがやきとり売ってた 林田さんはかき氷売ってた 全種類食べた たのしかった 絵を描いたあとに ちょっと一杯 それが最高にすき 飲過ぎないこと これ大事 お と な!
食べ物をもらうことがほんとうに多い
家に帰ったら冷蔵庫に大家さんから差し入れ
せりふね大会の打ち上げにひょっこり参加したあとも
オードブルまるまるもらえた 一週間は暮らせる
お盆の日に行われる せりふね大会
一昨日美術館にきた町長さんに聞いたところ せりふねとは 長崎でいうペーロンのことでした ペーロンという船をつくるのに 津奈木の杉の木は油がのっていて良質だったため 津奈木から長崎へ木を送っていたこと
長崎のまねをしてせりふねを作って イワシを海から加工場まで運んでいたこと
イワシは腐るのが速いので よりはやくイワシを運ぶのを競い合ったところからせりふね大会がはじまったこと
なるほどー だった
現在は 地区ごとに船をだし 競う やはり海沿いの地区がやる気もあふれていて強く 街中は過疎などもあり 漕ぎ手がいない など さまざま
まちの変わり行く今を 実感
ずらーとテント 地区ごとに わたしは染竹地区に住んでいるので そこで応援
中学生の部 可愛い
乗りました 漕ぐのは無理です 船の先頭に 艇長という役割があり
ただみんなのほうを向いて タオルをふる というやつなのだが これをやらせてもらった
これがもう すごくて。。 屈強な漢たちがこちらに圧をかけてくる!
ひとこぎすると身体が前後に振れるのだが その振れに合わせてタオルをビシッとふる スタートしてから 我を忘れるほど声をはって タオルをビシビシふっていた なんだろうこの体験。。 すごく興奮した
翌日腕がひどい筋肉痛だった タオルふっただけなのに
強いチームはみなのオールさばきが見事 みな 夜な夜な練習しているんだって
最近 海の絵を描いていて すごいことが起こる
描いても描いても追いつけなかった海 しばらく 朝も夕も 集中して必死で描いて来て 自分なりの 海のリズムができてきた 完成 というのは ない
展覧会の締め切りがあるから それまで描くだけ
そんな気分で最近は描く 一日一日を 今日で仕上げるつもりで
そしてまた次の日は新しく
そうしたら あれ? 今日の空 絵に似てる! という瞬間がくる
毎日変えているのに 雲の形が同じだったり 色がぴたっと合う
私は3ヶ月の海を描いていて 今日の海は今日だけの海なのに
そこに含まれている 含んでいる
そういう一瞬がたまにある
どうなるのか どうしたらいいのか かたまらないまま ゆらゆら描いている
そういう絵は 自分の作品じゃないかもしれない そう思うけど
この絵は その まかせる かんじと 自分の眼がみたものの 境界線にぎりぎり存在したい 自分にひきよせすぎず ただ海を模倣するのでもない
そういうひとつの 生き方みたいに
描き上がる というか 時間が来たら 改めてみてみよう 展示のときに
と! 昨日 そんな いつも絵を起点に みていた海に繰り出した!!!!
ずーっと 海からこちらをみてみたいなあ 海にでてみたいなあと思っていた
船にあこがれていた
でもきっと 願っていれば 乗れる日がくるよね と 気長に待っていたら
願いは海からやってきた
最近 夜に釣った太刀魚をもってきてくれる つるのさん(こころの中ではタチウオさんと呼んでいる)
この太刀魚が美味いこと!
こんなに美味しいんだなあ
夜寝る前にさばく キラキラ光ってる
刺身ももらった これは美味い 甘エビのようだ 思わず普段禁じている晩酌をした
その タチウオさんが 海から絵のほうにきてくれるようになった
ある日 乗りたかとやろ?と言われ やったー!のりたい!といって
ついに船出
夕方 太陽に向かってはしります
船は 海に浮かんでいる あたりまえだが この 海スレスレ感がいい
まちをみる 山の上からの視点で描いている絵があるが いつもと逆に
海からみる
自分の絵がみえてくる!!うわあ
感動
いつも絵をみにきてくれる斎藤さんがいた 海から手を振った!
いつもはあちら側にいる自分
この 視点の転換はなんだ 半分しか見えていなかった世界がぜんぶみえるような感慨
対岸に見えていた 描いている 湯ノ湖まで行く
船は速い 行きたいところに直線でいける
研究センターが近い 思っていたよりもでかい
遠くのものが 近くなって よくみえる 存在感が変わる
ほんとうにすごいことなんだから 写真ではわからないだろう くっ
この実感がすごいのに
夕日に向かって
沈むまで ただ夕日をみた いつもは釣りできているタチウオさんが
夕日を見るためにだけ 来ることになるとはなあ と言っていたけど
タチウオさんだって ぜったい毎日夕日に感化されていたのだ
ただ意識していなかっただけで
夕日が人に及ぼす力はすごい 毎日浴びていたら人柄とか変わるはず
一人でみる夕日 良い 今日の終わりを惜しみながら あらがわず行こうと思う
二人でみる夕日 良い 一人とは少し違う 今 この瞬間を強く意識する
なーんて
実際は 競馬の話とかしてたらいつのまにか沈んでたんだけどね
でもとにかく あたまの中にある世界が 反対方向にぐんと広がった
ドラクエで 今まで見えていたけど行けなかった大陸に船出したときのあの感覚を
思い出したけど
ドラクエが今日の私を真似しているだけのこと
見えていても見えなかったこと もの 人 その奥へ 近くへ
いけることの喜びよ
夕日が沈んで陸に帰る時 今度は月が現れていた
まんまる なんだか贅沢フルコースな夕方だった
ありがとう タチウオさん
展示まであとひと月 津奈木に滞在するのはあとひと月半
明日もフルコースで 過ごしますよ!