津奈木滞在記(13)展示前の長文

必死

とにかくここまでのまとめ 写真整理

言葉の海 Yeah 展示まもなくまだおわりなく

 

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台風の前はいつもと風が違い ざわめく ドラマチックだ 毎日空をみる

だから こういうときのワクワク感は人一倍

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ずっと雨も台風もなかったが はじめて絵をとりはずした

しかし 台風はぜ〜〜〜〜んぜんなんもなかった 外し損!

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台風の夜 かわいそうだからクロを念のため家にあげていたが こんなくつろぎ

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追い込み追い込みで眼がギラギラしてきたころ 下川さんからコバルトの差し入れ! いつもいいタイミングで買って来てくれて わたしはほんとうに嬉しい

展示が無事に明けたらやりたいこと

1、いやになるくらい寝る

2、コバルトアイスを食べに水俣までいく

このふたつのみ!!!

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自転車乗ってたら突如ビーサンがこわれる こわれたビーサンはただの板

応急処置で包帯を巻いた けがじゃないよ 痛くないよ 痛々しいけど

次の日早速アマゾンでビーサン買う 便利世の中

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海にくることが至福 終わりがみえているからじゃない

今 この瞬間自体を最高に生ききることができる

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4ヶ月美術館で公開制作していた絵には蜘蛛が住んで

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モノレールが改修工事に入り

 

 

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海から帰る道は つるのさんの船灯り

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婦人会の人に食べさせてもらいつづけて四ヶ月

こんな贅沢はもうないんじゃないか 外食に魅力を感じなくなるくらい

やはり母の料理は美味い すごい

お母さんたちは お母さんのプロフェッショナル 生きる中で磨かれた術をもっているんだ

わたしは今度自分のお母さんに会ったら ごはんつくってくれてありがとうと言う

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なんかヘニョて曲がってる夕日の帯

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最近海の仲間たちのあいだで水切りが流行っている

丸い石が無限にあるから 無限にあそべる

 

 

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流木に石を当てろ!ゲーム 当たらないんだなこれが

 

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福嶋さくらちゃんの展覧会をつなぎ美術館でやっていたんだけど

作品がとても良く

ずっとみて ゆらゆらしていられるような絵

最終日に写真を撮った 別府のはなしとかできて嬉しかった

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いったんもめんじゃん

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婦人会のみなと食べる昼食もあと数えるばかり

みな 寂しさ すこしづつかんじながら 美味しいものを食べさしてくれる

この時間 海での仲間 時間と同じくらい わたしを新しくした

 

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たまにお昼寝しにくる石田さん コロン

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いつもそこに居たね 鳥

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海で絵を描く最後の日 襟を正し 道をしゃんと走り いつもより早く海につく途中 上から除いたら もう仲間たちが居た

うれしい

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この日はもう 絵は描かなかった

なんだかへんてこな仲間が 一夏だけ同じ時間の中に居たんだね

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わたしは海からの帰り道 たくさんのことを想っていたけど

海での時間でひしひしと想っていた一番大きいことはたぶん

人と人は 交差する そのとき 信号(シグナル)を交換する ということ

帰り道 自転車で2秒ぐらいすれ違い こんばんわといつも挨拶する誰かとも

海でだけ会って 会話もほとんどしないけど 同じ夕日の中にいた斎藤さんとも

何考えているか 新しすぎてほんとうはよくわからない 20歳くらい年の違う小学生とも

私が描いている海の上に船でぷかぷか一人浮かんでいるつるのさんとも

会話や共同作業がなくとも 一瞬でも20年の付き合いでも

その交差する瞬間に もう十分ななにかが起きている

海にいくとき いるとき 描いている時

いつもは渦中にいると意識しにくい 「今の信号」を 受け取ったり出したりしていると よくわかって

答えとか もっと とか 求める気持ちはあるけれど

信号自体を 見ることができる

今がどんどん変わっていくことや 過ぎ去っていくことが寂しいけれど

それを超えた時間感覚になる

帰りの夜道 わたしはひとりぼっちで 軽くて自転車ごとETみたいに浮けそうと思う でも浮けない 体重が有るから

体重があるから浮けなくて嬉しい みたいな

まあ ちょっと変な人と思われるような感覚になる(言葉では到底むりむり!)

この実感は からだが重くなったり 人間のなにかにからめとられそうになったり

目の前の不幸しか見えなくなったり これからくるかもしれない困難とか

いやー まあ 困難というか 最終的にみんな死ぬこととか

そういうことにきちんと誠実に向かい合って生ききれるよう よく覚えておくことにする

こういう気持ちのとき もはや画家であるとか 絵を描くことも 必死でしがみつく必要がなくなる

生きることと 描くことが 年々=になっていく

ニアイコールかなあ

 

 

 

 

で 今

や〜〜っぱりぎりぎりのぎりぎりまで 終わるか終わらないか 瀬戸際にいます

でも苦しくはなく いつまでも描いていたい という想いは かなわないと知っているけど だから安心して 瀬戸際でがんばれるのだろうねえ

いやほんと げっそり 焦り でも無限の楽しさ 今を 今の信号をチカチカ

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猫ってぜったい踏むよね 作業していると

 

こぼれおちていく 絵に成りすぎる暮らしのあれこれを

とにかく時間の許すかぎり 大真面目に必死で拾っていく

なにか落としたと思っても悔やんでいる暇もないくらい 真剣に

展示は17日から!