京浜島制作メモ(2)

京浜島での制作がなんとかおわりました 展示は来年です

津奈木滞在以上のフル回転で ほんとうにこんなに 一枚の絵のことだけ考えて暮らしたことはなかった というくらいだった

制作のはじめ ひらきまくっていた視野はいつのまにかせまくなり

しまいには自分の脳内に目玉がむいてしまっているくらいの一点集中

さまざまなことが(自分の内で)起こったけれど

今はもう へろんへろ〜ん 言葉にはまだ 浮かび上がってこない

しなくていい

とにかくわたしの絵もわたしも ずいぶん変化した

変化せざるを得ないなにかだった

もっとずっと 描いていたかった ひらめきがまだつづいていた

でも 時間は決まっている それも自分で選んだこと 自分の今の限界

来年から もっと 今思う こういうふうに描いていきたい を実現できるよう

自分をもっていく努力

今はその決意だけ

わたしは今もう お正月のことしか考えない

2ヶ月くらい アスリートのような暮らしをしていたので

そうそう だらけることもできない

すこしづつ ダウンをして からだとこころをお正月にむかわせまーす

そうそう そんな制作の合間 ぶじに津奈木での個展

「絵に成る暮らし」も終えることができました

嬉しいことに つなぎ美術館に常設される絵もあるし

展示の半分くらいは 津奈木町に残ることになりました

また それらの絵に津奈木で出逢えることを楽しみにしています

写真でどどっとふりかえります

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とにかくチョロという地域猫との暮らしだった

最初の頃は 距離がある なついていなかった

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ある日 膝にのる

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だんだんこんな無防備になる

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朝焼けを 島に向かうときが素晴らしかった

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毎日通ったけど 飽きなかった 毎日おもしろかった路

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焚火ができちゃう島

めずらしく 仲間 というか 大学の同級生みたいな関係性の中に混ざることができて なんだか 実際の学生時代以上に 美大生みたいな暮らしだった

うれしかった

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鍋をしたりね

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須田鉄工所の どこをとっても静かなせつなさに満ちた美しさよ

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えざわさんの工場の美しさよ 雑然として

でも ぜんぶの鉄やものやゴミや光に温度があるかんじ

朝ひとりで眺めて ぼおっとする

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トーリーがいるからか グラフィティアーティストの人とわりと出逢った

はなしを聞くうちに 自転車で走る道々にあるグラフィティが眼に入るようになる

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「2」が宙に浮く

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須田さんのフォークリフトさばきがかっこ良

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みんなでパン食べたり

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屋上が素晴らしい 羽田空港 飛行機

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さっこが遊びに来たり (下にいるのはいとーさんとおのでらさん)

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良い朝の通勤道

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くふう名人のふじさきさんが 特製ライトタワーをつくってくれたり

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雪がふって超絶さむかった日 チョロを足にはさんだりして

 

〜〜〜  あいまに津奈木 展示撤収 〜〜〜〜

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みんなが持ち寄りパーティしてくれて もうお正月やこれ!さいごのさいごまで

美味しさという最高のきもちを届けてくれた婦人会のみなさま

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到着した夜に石田さんがさっとだしてくれた鯛のあら汁がうますぎた

しみる〜〜ぅ

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美術館の撤収をあらかた終えて つるのさん えなちゃん かいえんと

夏のあの海にきた

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夏につくった ひろったものを 展示していたのだけど

それらを海にかえしにきた

 

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でかい石とか ホースとか 叫びながら海にぶんなげた

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大興奮

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えなちゃんのチェキで撮った写真が滲んでて思い出感がすごい

わたしだけ30代だけど スラムダンクの仲間みたい

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野崎しゃちょーに頼まれた色紙 生まれてはじめてちゃんとかけた色紙

このときのためにサイン考えた

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つるのさんが わたしの津奈木滞在記ブログをすべてプリントアウトし

一冊の本にしてくれていた 紙の閉じ方といい 書体といい

昔の文献みたいなってる すごい なんだか感動した

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石田家におさまった絵

夜の道のふたりのうしろすがたを描いた絵

 

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つなぎ美術館のエントランスに常設されました!いつでもみることができます

会いにいけます

この絵が わたしをどんどん次へすすませている 自分でいうのもなんだけど

これは写真では伝わらない 実際みるとすごく良い絵です

ぜひつなぎ美術館へ

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どどっと搬出して 再び京浜島へ つなぎでもらった干し柿吊るした

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制作おえて 手作り餃子をお世話になった人々につくる

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この会社が目の前にある

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餃子つつむのだけは得意です ふじさきさんも手伝ってくれた

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チョロがいつもいてくれた 猫と絵の制作は相性がいいみたい

お互い居心地がよかったね 長生きしてね

 

〜〜〜〜 オマケ 〜〜〜〜〜

制作がおわり まだあたまが回転する中 まず会ったのがヒサツネ

7時間くらいサイゼリアでお喋りした  笑った 笑った

その中でもりあがったのが 般若のはなし

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これ良い

 

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人間を喜怒哀楽の性質に分けるはなし そのマーク

ヒサツネが描いた「怒」が秀逸

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有る日の東京 東京の夕方は摩訶不思議 奇想天外 ファンタジー

どんなことだって 起こってしまいそう

光も単純でない

でも それでもすべて 美しい