代官山 LOKO GALLERY での個展 「より道の灯」が無事終了しました〜
ご来場くださった方々に感謝嵐
私はいつもとにかく喋りすぎる なぜかと言うに 喋りながら今まさに考えているからだ 頭の中にある 記憶や感覚のストックを 人に話しかけることで体系化し自分自身が理解する そう言う方法をずっと ずっっと 無意識的に
人に語りかけたい時のエネルギーを利用して 自分自身がものを考えている
それゆえ 言葉が増えすぎたり 相手を置き去りにしたり
傷つけてしまったり 勘違い なども色々ある
ギャラリーの田中くんに借りた いがらしみきおの漫画を読んだせいもある
「言葉」 を自分がどう扱っているか それは自分にどう言う意味があるか
絵のまえで人に語り掛けながら だんだん(それこそまた言葉で) まとめていった日々だった
言葉を使いすぎるくせに(ゆえに) 言葉をそんなに大事にしていない
なのに 言葉で伝わると思っちゃっているときもある そんでそれは、だいたい失敗
本当に嬉しかった今回のいくつかの瞬間は 言葉はさほどに重要ではなかった
更には 絵のまえにおいては 私自身の存在もそんなに重要ではなかった
それを 絵を見に来てくれた人の姿から理解した
それが一番 この度の 良き驚きと納得
そして更に
気がついてよかったことは 「そういえば絵を描いているときは言葉で考えていない!」 と言うこと
当たり前と言えばそうだけど 改めて考えてみると 不思議な状態だ
脳みその 全く違うところで考えて 決めている
その時の経験や感覚が 言葉を扱う普段の生活や行動の根っこにあること
だから 本当はもう 正しいとか 間違いとか そう言うのはなく
知っている
人によって 愛とか ピースとか 真理とか 真実とか 神様とか 大切なものとか 核とか パワーとか 芸術とか 色々な呼び名があって 実はそのどれもストライクにビッタリな言葉は未だない 言葉は方向性を帯びているから
だから最も口に出したくなく
でも どうにかして表したい
絵を描いているときも 人と話すときに言葉を選ぶときも
「こうではない」「もっとこうかな?」と丁寧に考えることができるとき
それは「こうである」と言うことを知っているということだ
表せなくてもわかっているからだ
それでも 絵を描くのは遅く 言葉は宙を舞い がっくり来たり 浮ついたりするけれど
知っている あるいは 持っている それぞれが それぞれに
と何故か心底思っているから 絵を描いて表そうという試みができるんだ
今も書き連ねようとするとたくさんの言葉が出そうだけれど
慌てなくてよくて 私はとにかく今回 場面で記憶した
画で覚えておく そこに含まれている 見える限りのものぜーんぶ
個展最終日 台風の午後 雨風の中ギャラリーになぜか現れた数人の びしょ濡れでやって来た 人間の顔 その時の情景を ずっと覚えていると思う そこに全部 現れていたから!
それでもありがとうございましたって 言わずにはいられない ありがとうございます!!!!
写真を撮り損ねた人が沢山いる でも覚えています!
撮れた写真 その記録
手前のカフェ 奥のギャラリー この場所 の素晴らしさよのう
来てくれた知り合いの大半が ギャラリーの建物自体を褒めてった
私もすごくいいと思う ここは遠藤さん(オーナー)の家もしくは脳内だから
オープニングパーティでは 声が才能そのもの 五味文子ちゃんが歌いました
サポートギターはギャラリーの田中くんです こんなに仲良くなれるとは思わなかった 嬉しいな
もうちょっと 居るだけで並大抵じゃないエネルギー発してる
ひさつねあゆみちゃん 定期的にビールを飲んで近況を話す稀有な友達
全然違うのに リスペクトがすごいある あと 笑わさせられる
甲府からトッソ 何気に私の展覧会をよく見てくれている
今回初めて その辺のことを二人で話した 心が震えた スウェーデンに行っちゃった
八雄くんと吉永ジェンダー 古い仲間だけど 絵を改めて見てもらうとき
やはりなんてーの 緊張感ある だってキチンとみるから
「夢の朝食」 人に焼いてもらうトースト最高
カフェでは本当に 豊かな体験が沢山あり ありがたいねえ
山中カメラさん! もうとにかくカメラさんに絵を見てもらいたくて
やっと見てもらえた と 本当に嬉しく 沢山隠し撮りした
水川千春ちゃん みずちゃん これもまた 個人的には嬉しい瞬間
言葉には う〜ん 表さないっ とにかくよかった!
甲府から 五味家 山本家 本当に親戚より親戚くさい ありがとう
この集合写真の時 五味父は散歩でどっか行っちゃった そういうところもgood
五味さんお誕生日おめでとう
珈琲小学校の 吉田先生と しずかちゃん 二人に本当にお世話になった
カフェがあって本当に良かった
最終日の台風の日
最後はカフェにたくさんの灯がともる それぞれの より道 その灯
月を描いた 月に惹かれる
搬出して 真っ白な壁 意外とこういう場面こそ一生覚えていたりする
私の夏は 終わったと言っても良い 。