津奈木へ来てひと月がたちました
数日前に地震で揺れた
絵に成る暮らしは順調 でもずっとあるもどかしさ
暮らしの一瞬一瞬 すごくおもしろいことや 美しいもの
あーいますごい! と思うことが 毎日やってくる
でもそれは 改めて文章にしたりしようとすると なんかうまく言えない
金の砂粒がサラサラ〜て手からこぼれ落ちるみたい
だれに というわけではなく でも ほら!みて!すごいよ! と言いたい
写真でほら きれいでしょう? といってみせるとかじゃない
もっと複雑で多様な 波のような怒濤の連続の途切れ目の無いなにかが
ずっと押し寄せてきているかんじ
全くいえん
でも 絵を描いて展示をして 絵をまえにして語りたい 絵を軸にして想像したい
感動すると人についしゃべりすぎてしまうけれど
言葉でわーっと話した後 なんか できそこないの写真みたいにうまく伝わってないことに落ち込んだりしてたけれど
絵のまえでなら 絵が根拠なら きちんと話せるということ
伝えられるということがわかってきて
図と言葉で 寄せ来る波のように表していこうと思いますばい
(婦人会のみなさまと喋ることが多いからだんだん九州弁に戻ってきたばい)
美術館のエントランスで健康体操する婦人会
石田さんは食べるのも行動するのも決めるのもぜんぶ速い
風のようにうごきまくる
電話して人を呼んだりとかもすばやい 尊敬
美術館にはなぜかたまに豆腐売りがきたり お魚を届けてくれる漁師の奥さんがいたりする 美術館の なんでもあり感がすごく発揮されている
鯛がやっぱりすき!
石田さんが 「食べ物があまれば幸田に届けろ」という声かけを実施しているらしく もらえた手作り弁当 すごい
なんと プールの常連客 宮本さんから北海道土産が届く 東京からも差し入れ
ある晴れた夕方 海にいかず重盤岩にのぼってみた
写真でも言葉でも言えないすごい瞬間があったから 描く
最近雨だからって油断してると夕方いきなり晴れたりする
海に!いかなきゃ! 慌てて飛び出す
今一番関心があること アスファルトって何色なんだろう?
夕方のアスファルトってすごいきれい
海辺 近所に住んでいる奥さん たまに犬ときてくれる
昨日は修さんがよさそうな自転車に乗ってみにきてくれた
晴れてる夕方は海に居ます 海で会いましょう(缶ビールがあるとなお良いです)
この日 アクリル絵の具用の水をもってくるのを忘れてしまい 海水を汲んだ
絵にはあまりよくなさそうだが 目の前に大量の水があるのはありがたい
汲みながらなんかみずちゃんを思い出した
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色々な角度と視点から津奈木をみて描いている
道を歩くと自分の絵の視点が一緒に見える うん…これぜんぜん言えないうまく
自分の絵のせいで まちが あふれ 同時に認識し
晴れと雨 朝と夕と夜 色 いっこのものに含まれる情報?記憶が多面的に同時に見える 日々変化するものも捉える あー うんと まだ ぜんぜんだめだ
展示で伝えられるようがんばろう